北見土木技術協会

北見土木技術協会は、北見地域の土木技術の発展を目指しています。

協会について

 北見土木技術協会は昭和58年3月24日、北見地域の土木技術の発展を目指して、産官学の関係者により設立され今日に至っています。
  以下に設立当時の議案書にそって、設立に至った経緯を振り返ってみます。北見土木技術協会は設立当初北見土木技術会として設立され、その後昭和60年に北見土木技術協会と改称されました。


設立当時の趣意書

 北網地域における近年の土木技術の進歩および施工実績の進展には、目覚ましいものがあります。また、他方、札幌を中心とする道央圏などとの技術的交流によって、多くの成果がもたらされてきたことも事実であります。
 最近の情報交換手段の進歩は北網地域にも多くの成果をもたらしつつあり、設計業務のための計算プログラムの開発なども、各方面においてかなり進んでおります。さらに、プログラミングのしやすさなどから、特に若い技術者の間で広く使用されるようになり、その保有台数も急激に増加してきております。またこれらのコンピューターは情報の蓄積(データーベース)など、多くの応用性を有しており、その利用の仕方によって、非常に多くの用途に活用できますので、将来性のある有効な資源と言えましょう。

 さて、この様な社会情勢の進展の中で、私共北見地域の土木技術に携わる者は次のような点において、なお一層の研究活動の向上の必要性を痛感する次第であります。
 まず、土木技術の調査研究に関連する事項として

  1. 積雪寒冷地域としての北網圏の土木技術に関わる諸問題の検討、資料収集
  2. 現在および将来の工事計画等に関連する土木技術上の問題点の検討

などがあげられます。

直接設計施工業務に結びつく事項と致しましては

  1. 有限要素法などの設計計算プログラムの研修
  2. 地域からの研究発表を促進させるため、設計施工現場における研究報告のとりまとめ
  3. 道央圏等の技術者、学識経験者との技術的交流、情報交換の促進

さらに人材の育成面からは

  1. 技術士、土木施工管理技士等の資格を取り得る人材を育成すること
  2. 研究発表を通じて、土木技術に対する理解を深め、生涯教育研修の一助とする

などがあげられます。

 経済情勢が一層厳しさを増す中にありまして、以上のような観点から、土木技術に携わる官界、建設測量業界、大学等の技術者が相互に交流し、また様々な技術を研修する活動を通じて、より高度な土木技術の進展に寄与すべく、本会を組織し、ここに関係各位のご賛同を仰ぐこととなった次第であります。
 各位におかれましては、この趣旨にご賛同下さいまして、特段の御高配を賜りますよう、心からお願い申し上げる次第であります。

 

発起人:五十嵐力 内田哲雄、大島俊之、鴨下重辰、小西保、
     田口良彦、中神銑三郎、森弘、萬正徳(50音順)

年 月 日 主な内容
昭和54年 1月19日 土木学会、土質学会両学会北海道支部主催講演会開催される。
(北見市民会館にて)聴講者340名
昭和55年 2月 5日 北見工業大学において学生映画会開催
以後、毎年春1回開催されている。
昭和56年 3月 帯広にて北海道測量図工社主催の有限要素法講習会開催
(講師 北見工業大学より派遣)
昭和57年 6月12日 「有限要素法とマイクロコンピューター」講習会開催(於札幌)
北見、帯広から数名参加
昭和57年12月 3日 北見地域における土木技術の講習会について検討(有志)
(場所 北見工業大学、市役所、中神土木設計など)
昭和57年12月 9日 北見市建設部長 内田哲雄氏と懇談(森弘、中神、大島同席、都市建設部長室にて)
研究会発足の機運生まれる。
北見建設業協会に発起人の推薦方依頼(内田)
昭和57年12月 北見市他部局へ動勢報告
設立発起人持ち回り意見調整
昭和58年 1月19日 第1回設立発起人会(ホテル黒部にて 発起人9名)
昭和58年 3月 1日 市役所土木技術関係者に趣旨説明(市役所各課代表者14名、森弘、大島出席) 会の運営等について種々の意見交換を行う。
昭和58年 3月22日 第2回設立発起人会(市役所建設部長室にて、発起人8名)
昭和58年 3月22日 設立総会開催
北見土木技術協会会員の推移 北見土木技術協会年度別予算の推移

北見土木技術協会会員内訳